PlaceStickerプロジェクト

PlaceSticker プロジェクトとは?

本プロジェクトは電通国際情報サービスやロームとの共同研究で、エネルギーハーベスティング方式による屋内位置推定インフラの研究を行っています。現在、位置情報を取得する方法としては、主にGPSを用いた位置推定手法が利用されていますが、屋内や地下街などの環境では利用できないという問題点があります。

そのため、無線LANを用いた位置推定手法が注目されています。近年無線LANが利用可能な携帯端末が普及しているため、無線LANを用いる事で専用デバイスなしでの位置推定が可能となります。しかし、無線LANのアクセスポイント数が少ないため、現状では精度・カバーエリア不足などの問題点があり、またアクセスポイントの設置は高コストであるため、その数を増やすことは現実的ではありません。

そこで本プロジェクトでは、位置推定のための最低限の情報を含む電波のみを出力し、ソーラーパネルなどを電源として駆動できる安価な省電力無線 LAN ビーコン発信装置を位置推定インフラとして活用する方式を研究しています。


研究実績

2011年初頭に大阪梅田周辺地下街で実証実験を行いました。
2012年6月にはシカゴで開催されたSensor Expo 2012でデモ発表を行いました。
2012年夏以降は大阪梅田地下街で3度に渡るPlace Stickerの実証実験を行いました。従来の加重平均法による測位アルゴリズムの他に、ホットスポット測位とパーティクルフィルタ方式の測位手法を開発し測位精度を向上させました。
報道発表は国内で1件、海外で1件実施しました。 依然、博物館、鉄道会社、携帯キャリア、 メーカ、ゲーム会社からの引き合いがあり、2013年度も関係を継続していく方針です。

また今年度は、アジア最大級の規模を誇るIT・エレクトロニクスの国際展示会であるCEATEC Japanに、PlaceStickerを出展予定です。

関連卒論:「無線LANマーカ方式でのシーン別測位手法と端末能力ベンチマーク(2012年度)」